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修羅場は壮絶
インターネット上の出会い系サイトに、人妻が潜伏しているのは、ごく自然なことです。
というのも、一度結婚したことで、安定こそ手にしたものの、その反面「女として生きる」道が、家庭的な仕事以外なくなってしまったのが、人妻です。
ですから、かつての若かりし頃のように、女としての自由さや、一個人として付き合いをしてくれることを強く望んでいるのです。
「“結婚しているのだから”他の男性と関係を持ってはいけない」のではなく、「“結婚してしまっているから”他の男性と関係を持ちたい」、というのが人妻の言い分でしょう。
何だかんだで、男性の場合は結婚をしても、会社に行けば多くの女性との接点があります。
一線こそ越えたことがないにしても、魅力的な女性に対して少しでも「あの人素敵だな」と思えば、男性的な欲求は水面下ではうずいているのです。
しかし、専業主婦になってしまった人妻はどうでしょうか。
一日中家にいるか、外出をしてもショッピングぐらいなもので、旦那以外の異性とは一切関わらずに生きているようなものです。
社会に出て働くことが当たり前になりつつある中で、専業主婦だけは、社会から望まないかぎり隔離された生活を余儀なくされるのです。
まして、旦那が外に女を作っていたらどうでしょうか。子供がいない人妻であれば、堪えがたい孤独に向かい合うことになるでしょう。
人妻にとって、旦那が他の浮気相手を持つということは、自分の女性性を否定されることのように感じます。
つまり、自分には女として、相手の女性に敗北感を抱くのです。
だからこそ、女としてのプライドのぶつかり合いになる「修羅場」は、壮絶なものとなるのです。
こうしたことを受け、いつしか、人妻ということを隠すことなく、自分のステータスとして、出会い系サイトに出入りをするようになる流れが生まれたのです。
浮気を許す妻の心理は、「自分が浮気女性よりも劣っていない」と自覚するからといえます。
その「女としての誇り」を維持するためにも、出会い系サイトが、今日のような形で機能しているのかもしれません。
求め合っている
長年恋人同士の関係が続き、気がついたらお互いに歳を重ねてしまったものの、長い春は次の季節を迎えられずに別れてしまった場合、女性以上に男性は深く傷つくといいます。
彼もまた、38歳で14年付き合った彼女と別れ、現在は独り身で出会い系サイトを利用している男性の一人です。
彼は、どうしても学生時代からずっと続いていた彼女と日々が、日常にフラッシュバックされてしまい、実生活では恋愛が出来なくなってしまったようです。
出会い系サイトであれば、ある程度自分の望んだ相手に的を絞って、検索することになりますから、彼には恰好だったのでしょう。
彼は、過去を振り払うように、新たにまったく別な女性と出会うのではなく、彼女のようなタイプの女性を選ぶことにしました。
年齢も、自分と同じくらいで、体型もちょっとぽっちゃりした当時の彼女のような雰囲気の女性を、敢て希望して、掲示板に書き込みをし募集をかけたそうです。
出会い系サイトを利用し始めて2ヶ月、彼のところにも女性からのメールがありました。
自分が40手前ということもあって、相手の女性も未婚ということは難しいだろうと踏んでいた彼の思惑通り、相手の女性は人妻でした。しかし、彼はためらわずに、彼女にメールの返信をしました。
相手の人妻からのメルは、若い女性では帯びることの無い情緒が感じられ、落ち着いてしまった自分にも合っていると思い、食事のセッティングとホテルの予約を入れました。
彼女からの応えも、芳しいものだったようで、彼女の亭主が出張をして空けている日に、設定しました。
実際に会ってみると、彼女は結婚していることもあってか、物腰がおっとりとしていて、豊満な体型と柔和な言葉遣いがとても温かい印象でした。
そして何より、かつての彼女が持っていた雰囲気を、彼女から感じることが出来たようです。
食事もそこそこに、ホテルに向かい、早々にベットに誘い、彼は人妻のカーディガンを剥いでいたところ、それまでの柔らかな印象から彼女は一変して、妖艶な色香が感じられたそうです。
これが人妻か…などと思った次には、人妻に強く抱き締められ、強い抱擁の中に自分が包まれていた……というようです。
この人妻との関係は、今月で半年になるようで二週間に1回程度の頻度で、求め合っているようです。
「もう、自分は人妻の魅力の虜だ」、と彼は苦く笑って言っていました。
